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「OTZにチャリティーコンサートのインタビュー記事」

OTZ(東テューリンゲン新聞)にチャリティーコンサートに関するインタビューが掲載されました。
1月20日のチャリティーコンサートに関するインタビューです。今回は音楽だけでなくこのヴァルドルフ小学校設立運動に関する質問もあり、とても良い記事にしてくださいました。内容を大まかに訳します。



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大見出し  「私は精神的に、また実行をもってこの運動に参加したい」
小見出し  「オペラ歌手小森輝彦さんがヴァルドルフ小学校のためにチャリティーコンサートを」

OTZ
金曜日のよる20時に、来るべきヴァルドルフ小学校のためのチャリティーコンサートにおいて、自然博物館内のバロックホールであなたの歌を聴くことが出来ますね。これはあなたにとって初めてのチャリティーコンサートですか?
小森
いいえ、昨年、劇場後援会のためにチャリティーコンサートを行いました。このコンサートは新しいBaP(新しく建設された小劇場)の椅子購入のために役立ちました。
OTZ
そのコンサートのもたらした成功が、今回のヴァルドルフ小学校のためのチャリティーコンサートの企画をもたらしたのですか?
小森
僕はこの設立運動を支えたいのです。一つの理由は僕の息子です。健登は今5歳で、今はヴァルドルフ幼稚園に通っており、おそらく2007年にこのヴァルドルフ小学校に入学することになります。
それにドイツに来る前から僕らは僕らはヴァルドルフ教育に対する強い興味を持っていました。
OTZ
日本でもヴァルドルフ教育は行われているんですか?
小森
はい。でも僕自身は子供の頃にヴァルドルフ教育との関わりはありませんでした。僕が育った東京では早期教育が盛んなのですが、この、早い時期に知識教育を始めようとする傾向を、僕らは健登にはさせたくないのです。
そして、父としてだけでなく、僕は人智学に心酔しています。アーティストとして、僕はある意味で自分の哲学を築いてきたわけですが、僕のこのアーティストとしての方針と人智学の出会いは、僕にとってファンタスティックな経験でした。
人智学の、とりわけ美学の部分は、僕にとって本当にすばらしいのです。
OTZ
ではこのチャリティーコンサートは、あなたの提案だったんですね。
小森
はい。室内楽コンサートのシリーズで、僕はこのシューマン・プログラムをすでにアルテンブルクで演奏しました。ピアニストのドルシュ・真子さんとのペアで僕らは大きな成功を得ました。彼女はアルテンブルクに住む日本人で、歌曲演奏における僕のパートナーです。
OTZ
あなたは2000年からアルテンブルクーゲラ市立劇場のオペラ歌手です。歌曲演奏はあなたの声にとって、よいハイキング(気分転換、切り替え、みたいな意味で使われていますね。)ですか?
小森
もちろん。僕は東京で学生時代、リート(歌曲)歌手になりたいと思っていました。オペラへの愛は後から芽生えたのです。歌曲への愛情は、その後も持ち続けてきました。
OTZ
来るべきヴァルドルフ小学校の生徒の父として、あなたはこのコンサートをするだけでなく、設立運動に熱心に関わっていらっしゃいますね。何故ですか?
小森
僕はとにかく、精神的(内的)にも、また行動としても共にありたいのです。ですから、小学校の準備をしているインネレ・クライスという機関のメンバーにもなり、去年の11月からは、東テューリンゲン・ヴァルドルフ教育協会の理事にもなりました。
OTZ
そこでのあなたの役割は何ですか?
小森
他の2人のゲラからの理事と共に、我々はイェナとゲラの橋渡しをします。この協会はもともとイェナ・ヴァルドルフ教育協会だったのですが、ゲラのヴァルドルフ小学校の経営に参加するために組織を拡大したのです。
まだはっきりしませんが、イェナとケムニッツでもチャリティーコンサートをする企画があります。
OTZ
あなたが息子の健登さんをヴァルドルフ小学校に入れたいのはどうしてですか。
小森
二つの理由があります。
このヴァルドルフ教育の提唱者、ルドルフ・シュタイナーが1888年にウィーンで行った講義「美学の新しき父としてのゲーテ」を読みました。そして、この理論は僕をすっかり人智学の虜にしてしまいました。そして、僕はもはや外側から人智学運動を眺めるのでなく、参加しなければ、という気持ちを強くしたのです。僕は、あらゆる芸術科にこれを読んでほしいと思う。
そして、ヴァルドルフ教育においては、先生は芸術家であり、教育は「教育芸術」と呼ばれます。僕はこの考え方にも強く共鳴しています。
OTZ
そしてもう一つの理由は?
小森
僕は、子供が活き活きとしている姿を見たいのです。この子供の生命力の強さというのは、ヴァルドルフ教育が目標とする「泉」なのです。我々が家庭においてもこのヴァルドルフ教育の方針を元にするように生活を切り替えてから、僕らは正しい選択をしたという確信をより強くしています。
そして、食生活というのも一つのポイントで、やはりヴァルドルフ教育が行われているヴァルドルフ幼稚園では、食事はオーガニックの食材を用い、シュタイナーの栄養理論に基づいて、毎日幼稚園の台所で愛情を込めて作られています。どこか遠くで作られた給食がトラックで運ばれてくるのではありません。
OTZ
このコンサートの収入は何に使われますか?
小森
ルーザン地区、オットー・ローテ通りの、学校の建物を準備するために使われます。2月13日には、予備学校(ヴァルドルフ小学校に入る準備として行われるカリキュラム)が始まりますが、そこではテーブルや椅子、棚などが必要になります。庭の花を植えたりすることにもお金が必要です。
OTZ
どのくらいの入学希望者がいますか?
小森
我々はすでに多くの入学申し込みをうけていて、この秋にスタートすることは確実になりました。それでも僕らは1年生、2年生、3年生のクラスにもっと申し込みがあるよう望んでいます。
OTZ
また、あなたのチャリティーコンサートが開催されるでしょうか。
小森
きっとそうなります。
しかし、とりあえずはこの金曜日のコンサートにたくさんの人が来てくれるように期待しています。
僕自身、先週末に劇場の演劇公演の際に、劇場の前でチラシを配りました。劇場のチケットサービスがこのチャリティーコンサートのチケット販売を引き受けてくれたことにも感謝しています。