NL-24 大切なご報告
ドイツの春はいつもそうですが、一度グッと暑くなってまるで夏のような強い日差しが続いたかと思うと、また冬に逆戻りしたかと思うような寒さが戻ってきます。今回もご多分に漏れずで、一度30度を突破した気温がまた10度程度に戻り、大変寒い思いをしました。早朝は零下になったほどです。
先日は、お願いをした署名運動に多くの方が賛同してご協力下さり、本当にありがとうございました。先ほど、署名の数が一万人を超えたというニュースが入ってきました。
この署名運動が、予想を超えて大きな反響を呼んでいることで、劇場の将来に対する政治家の関心も強くなり、その後何度も話し合いがもたれました。そして、もう一度全てのスポンサー(ゲラ市、アルテンブルク市、アルテンブルク近郊、テューリンゲン州)の責任者と劇場の運営陣が将来計画に対する見直しの会議を開き、援助金についての新しい取り決めが交わされました。
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2012年5月15日
NL-23 署名のお願いとマーラーの残券について
皆さんこんにちは。
先日ニュースレターの22号を発行したばかりで慌ただしいのですが、取り急ぎお願いしたいことがあります。
僕の所属するアルテンブルクーゲラの劇場が、州や市の援助が減らされる危険にさらされています。
2013年から2016年のスポンサー(市と州)との契約が今年になってから更新されましたが、その金額では大規模のリストラ、あるいは大幅な賃金カットが不可欠となります。
我々の劇場では、僕が歌い始めた2000年/2001年のシーズンの前に大幅なリストラが行われており、100人以上の従業員が劇場を去りました。そしてその後市と州の援助が減った事を受けて、2003年から我が劇場独自の条件による新しい契約に切り替えました。これはHaustarifvertrag(略してHTV)といいますが、ドイツの劇場の通常の雇用条件よりも被雇用者にとって不利な条件を敢えてのんで、従業員全員が賃金カットを受け入れる代わりに更なるリストラを回避したものです。同様のことが2008年にも行われ、この二回目のHTVが今年いっぱいで期限切れとなります。
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2012年4月17日
NL-22 春です
3月末に恒例の、夏時間への切り替えが終わり、ドイツにも春が来ました。
こう書くと夏時間になれば自動的に春になってしまうかの様ですが、実際に感覚的にはこの夏時間への切り替え以降はずっと明るく、春らしくなったような気がするのです。
一つの理由は当たり前のことで、夏時間になる事によって、夕方に一時間分日が長くなることになるわけですから、「ずいぶん日が長くなったなぁ」なんて思うわけですね。
でもやっぱり4月になると雰囲気が変わってきます。まだ寒さの中で4月を迎える年もありますが、それでも明るさが5月のドイツの春への流れを予感させます。どんどん明るくなっていくこの時期は生命の力を強く感じる、嬉しい季節です。
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2012年4月 3日
NL-21 謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
2011年は日本にとって大変な年でした。今年はその日本がどう立ち直っていくのかが問われる年になるのでしょう。一人一人に出来る事は多くないかも知れませんが、力を合わせて先に進んでいかねば、と思っています。
ヨーロッパも経済危機を含めて、決して雰囲気は明るくありません。でもやはりクリスマスを迎える雰囲気には特別な希望と願いが満ちていました。
今年は僕にとってドイツでの17回目のクリスマスという事になりますが、毎年そのクリスマスの壮麗さに圧倒されます。
今年は比較的クリスマスの時期に家族と過ごせる時間が長く、家族で初めてファミリーアドベントコンサートという形で一緒に演奏しました。写真はその時の様子です。アドベント(待降節とも言います。クリスマス前の4回の日曜日がそれぞれ第一、第二アドベントとして祝われます)の雰囲気の中で、コルネリウスのクリスマス歌曲を一緒に演奏して、その歌詞や背景に余計に思いを馳せたという事情が、気持ち的にも関係あったかも知れませんが、今年ほどクリスマスのすごさを感じたことは今までありませんでした。
日本と同様、資本主義に利用されている部分はあるにしても、やはりキリストの絶対的な存在が社会に、そして人々の心に浸透していると感じました。
日本人は信仰心がないとか、そういうことがよく言われますが、僕はそう思いません。キリスト教のような一神教とは形が大きく異なりますし、日本人のメンタリティーもあって、宗教心が別の形で現れるのだと思います。禅宗の精神が、我々の気付かないところで生活の中に浸透しているというのはよく指摘されることですが、僕はこれを最近とても大事なことと思うようになりました。
我々は初日の出を拝んだり、大きな木をご神木としてしめ縄を巻いたり、世界の至る所に心的なものを感じる民族です。それがいま、こういう大変なときに活きているのではないかとも思っています。
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2012年1月 3日
NL-20 大阪入りしました
カルメンのプレミエ(初日)が先週の金曜に終えて翌日の土曜に飛び、日曜から大阪に来ています。大阪交響楽団のコンサートに出演するためです。
11月前半には、マーラーの「子供の不思議な角笛」を、劇場オーケストラの定期演奏会で歌いました。今年はマーラーの没後100年にあたるので、ドイツでも各地でマーラーの作品が取り上げられていますね。我が劇場では、来シーズンからのGMD(音楽総監督)の選定を兼ねてゲストの指揮者を招いてのコンサートの一つとして、今回の僕らの演奏会では、元ブラウンシュヴァイク州立歌劇場GMDのヨーナス・アルバー氏が指揮を担当しました。
僕はマーラーはとにかく大好きですから、この演奏会もとても楽しかったです。また、産休で休んでいた同僚のフランツィスカ・ラウホと久しぶりに歌えたのも嬉しかったです。彼女とはヴォツェク、ヴァレンシュタイン、ヴァネッサ、魔笛・・・・と数え切れないくらい多くの作品で共演してきました。
今回は約1年ぶりの共演で、久しぶりに彼女の豊かで張りのある声が聞けて嬉しかったです。声も良いのだけど、彼女は舞台に立つとすごく華がある人なんですね。いつも彼女の表現に引きつけられます。今回の曲目には、一つの歌曲を二人で歌い分ける曲も入っていて、とても楽しめました。
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2011年11月30日
NL-19 チェコへのハイキング
だんだんドイツは本格的に寒くなってきました。ここ数日、朝は零下になっています。10月の前半は逆に暖かくて、ドイツの秋とは思えない穏やかな陽気だったのですが、まるでその分を取り返すかんじの冷え込みです。
とは言っても天気は良くて、明るい日が続いているので、1週間後に迫った冬時間への切り替えを前に、お日様の光を楽しむ最後のチャンスという感じです。冬時間になると、日の入りが一気に一時間早まることになるので、日が短くなっていくこの時期に追い打ちをかけられる感じになるのです。
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2011年10月23日
NL-18 大阪交響楽団演奏会など
日本は台風が来て大変だったようですが、皆さんは無事でお過ごしでしょうか。ドイツはここしばらく、落ち着いた陽気です。
新聞の記事が出たこともあるのか、新しくこのニュースレターに登録して下さった方が多くいらっしゃいました。ありがとうございます。夏に日本で受けたインタビューの新聞の記事はもう全部出ましたが、このあと「文化庁月報」へインタビュー記事が掲載されます。10月号の掲載になりますので、発行されましたらまたこのニュースレターでお知らせしたいと思います。
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2011年9月22日
NL-17 新しいシーズンがスタートしました
今日、新しいシーズンが始まりました。7月までの劇場生活の始まりです。
気持ちよく始めたいところだったのですが、実はいきなり病欠しています。先週に歯のインプラントの手術を受けまして、術後の経過自体は悪くないのですが、腫れと痛みが予想よりも強く、二日ほど休みをもらう事にしました。
インプラントは初めてなんですが、同僚などから色々話を聞き、歯医者も紹介してもらって、結構長く検討しました。
同僚から紹介してもらった歯医者さんは、そもそもが歯根の治療の専門家で、言ってみればインプラントは出来れば避けて、本来の自分の歯、歯根を保持することに全力を挙げる人でした。が、その歯医者さんも僕の死んでしまっている奥歯に関しては「これは僕から見てもインプラントが最適と思えます」との意見で、結局インプラントに踏み切りました。
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2011年8月29日
NL-16 ドイツに戻りました
昨日、家族が待つドイツに戻ってきました。今回はとりあえずすぐに劇場のシーズンが始まらないので、新しいシーズンの仕事が始まる前に一息つけそうです。
日本での舞台に足を運んで下さった皆さん、ありがとうございました。今回の日本滞在ではオペレッタ「こうもり」と毎夏恒例の「小森輝彦・服部容子 デュオ・リサイタル」の二つの舞台がありましたが、お陰様でどちらも大変充実した舞台となりました。
デュオ・リサイタルのアンコールの前の挨拶でも申し上げたのですが、こうして応援して下さる皆さんの力なくしてはこのデュオ・リサイタルが7回目を迎えることは出来ませんでした。本当に皆さんの暖かい応援に感謝するばかりです。
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2011年8月12日
NL-15 デュオ・リサイタルVol.7
皆さんこんにちは。ドイツもずいぶん春らしくなってきました。まだ朝は肌寒いですが、太陽に飢えているドイツ人は、もうここぞとばかりに半袖を引っ張り出して、日差しを満喫している様です。
日本では震災後の状況、特に原発が予断を許さない状況で、不安の中で暮らされている方も多いと思います。メルトダウンのこと、屋外活動を厳しく制限された学校のことなど、日本から入ってくるニュースを聞き、心を痛めています。自分の立場で何か出来ることはないのか、何をするのが一番賢明なのか、といつも考えています。でも、明快な答えはすぐには出てくるはずもなく、とにかく出来る事をしっかり、日常を忘れずにやっていくことしかできていません。
一つはっきりしていると思えるのは、僕のような音楽家には、やはり愚直に音楽をやっていくのが大事な使命には間違いないと言う事くらいです。
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2011年5月24日
NL-14 宮廷歌手の称号授与など
ドイツは一度春が来たと思ったのに、また寒くなってしまいました。今日なんか朝起きたら気温は5度で、吐く息が白かったです。一度暖かくなってからもう一度寒くなるときついですね。
前回のニュースレターはロンドンからでした。あの後は嵐のような日々で今日まで来てしまいました。忙しくてニュースレターを落ち着いて書けなかったのですが、反面色々なことがあったので報告したいことはたくさんあります。
一つは4月25日のチャリティーコンサートです。公式サイトの方では何度か経過をご報告してきましたが、当初100人程度収容のコンサートホールフォワイエで開催を予定していたのが、チケットの売れ行きが良くて急遽場所をコンサートホールに変更し、最終的には400人以上のお客様が来て下さいました。
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2011年5月 3日
NL-13 震災のエッセイ掲載など
東日本大震災からもうすぐ一ヶ月が経とうとしています。この震災で被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられた方々とその御遺族の皆様には心からお悔やみを申し上げます。
このニュースレターを読んで下さっている皆さんはいかがお過ごしでしょうか。皆さんのご家族、親戚やご友人の皆さんはご無事でいらっしゃいますでしょうか。
今日も大きな宮城県沖で余震があったというニュースを聞きました。まだまだ地震の状況だけをとっても油断が出来ない状況だと言うことですね。
ご存じの通り、僕はドイツに住んでおりますので、直接の被害は受けていません。東京の僕の家族も無事でおります。
ニュースレター会員の皆さんに、震災後に出来るだけ早い段階でメッセージをと思っていたのですが、今になってしまいました。
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2011年4月 7日
NL-12 コーブルク州立歌劇場の「オテロ」など
日本の陽気はいかがでしょうか。ドイツはまた寒くなってしまったんです。とほほ。毎日朝起きて気温が零下なのを見てがっかりしてます。いい加減暖かくなって欲しいものです・・・。とはいえ、天気はいいので、日中に気温が上がってから外を歩くと、寒くはあるけど春が近づきつつあるなぁとは感じています。
ホームページとニュースレターのシステムの移行は無事に済んだ様でほっとしております。もし新しいニュースレターが文字化けなどでうまく見られない方がいらしたらお知らせいただけますでしょうか。
さて、前々回にお知らせした兵庫県立芸術文化センターのオペレッタ公演「こうもり」ですが、やはり予想通りチケットの売れ行きが順調なようです。ネットで残券状況を見てみますと、僕の出演日は4日ともC席以下は売り切れ、B席も残席僅かでA席のみ「○」になっています。発売日に電話で注文をされた方から、電話がかかりにくくて大変だったとお聞きしました。
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2011年3月 4日
NL-11 ホームページのリニューアル
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2011年2月18日
NL-10 「こうもり」と大阪交響楽団演奏会
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2011年2月14日
メリークリスマス 2010
Frohe Weihnachten und guten Rutsch ins Neue Jahr!!
メリークリスマス! そしてよい新年をお迎えください!
段々寒さが厳しくなって参りましたが、お元気ですか?
ドイツは大雪で、すっかりホワイトクリスマスの雰囲気です。11月末から大雪が続くなんて15年のドイツ生活でも初めてです。
2011年もどうぞよろしくお願いいたします。
この新しい一年が皆さんにとって豊かで健康な一年となりますように。
2010年12月23日
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2010年12月23日
NL-9 第九のお知らせ、エアバスA-380
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2010年11月 1日
NL-8 マノンのプレミエ、ガルディーニ先生の事
皆さんこんにちは。
ドイツに戻って一ヶ月が経ち,段々こっちでの生活ペースが安定してきました。劇場のシーズンが始まって3週間。今シーズン最初のプロダクションであるカールマンのオペレッタ「チャルダーシュの女王」のプレミエも無事に終わり、今は次のプロダクション、パーセルの「ディドとエネアス」の立ち稽古が始まっているようです。
僕は今シーズンは、新プロダクションへの参加は、11月の「魔笛」が最初で、その前には既に回っている作品で他の人が歌っていたものを引き受けるプロダクションが二つあります。まずは10月末の「ヘンゼルとグレーテル」の父親役、そして11月には現代物のオペラが一つ。年が明けると「ウレンシュピーゲル(オイレンシュピーゲル)」という、初演以来上演されていない復刻もののオペラがあり、4月にはトリスタンとイゾルデがあります。そんなわけでシーズン始めは比較的緩やかなスタートでした。
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2010年9月17日
NL-7 「ヴェルディを歌う」
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